Microsoft Forms 2.0 Object Libraryへの参照設定を行う方法をご紹介しました。
特に多くの参照設定を行ってマクロを作成するようになると、参照設定しているライブラリの名前と実体ファイルがどこにあるのかを、テキストデータとして欲しくなることがあります。
そのためのマクロをご紹介しておきます。
Dim ref As Object For Each ref In ThisWorkbook.VBProject.References
With ref
Debug.Print _
.Name & vbCrLf & _
.Description & vbCrLf & _
.FullPath & vbCrLf & _
"----"
End With
Next ref
End Sub
上記のマクロを実行すると、[イミディエイトウィンドウ]に参照設定の、名前・説明・フルパスが出力されます。
上記のマクロを実行する前には、セキュリティの設定変更を行ってください。
セキュリティの設定変更を行わずに上記のマクロを実行した場合、
「実行時エラー'1004' プログラミングによるVisual Basicプロジェクトへのアクセス権は信頼性に欠けます」
といったエラーメッセージが表示されます。
セキュリティの設定変更操作は以下のとおりです。
Excel 2010・2007の場合、[開発]タブ-[コード]グループ-[マクロのセキュリティ]ボタンなどから表示できる、[セキュリティセンター]ダイアログ-[マクロの設定]タブの[開発者向けのマクロ設定]欄-[VBAプロジェクトオブジェクトモデルへのアクセスを信頼する]チェックボックスをOnにしてください。
Excel 2003の場合は、メニュー[ツール]-[マクロ]-[セキュリティ]から表示できる[セキュリティ]ダイアログ-[信頼できる発行元]タブ-[VBAプロジェクトオブジェクトモデルへのアクセスを信頼する]チェックボックスをOnにしてください。
この、VBAプロジェクトオブジェクトモデルへのアクセスを信頼するセキュリティ変更は、先日ご紹介したプロシージャ一覧を作成するマクロを実行する前に行っているものと同じです。
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