「マクロ 蛍光ペン 解除」
「word vba 蛍光ペン 解除」
といった検索キーワードでアクセスがありました。
Word VBAで蛍光ペンを解除するには、どういったコードを書けばいいのかを調べていらしたのでしょう。
文書全体の蛍光ペンを解除するサンプルマクロ
以下のWordマクロで、アクティブ文書の蛍光ペンがすべて解除されます。
ActiveDocument.Range.HighlightColorIndex = wdNoHighlight
End Sub
サンプルマクロで行っている処理
RangeオブジェクトのHighlightColorIndexプロパティに、
定数wdNoHighlightを指定することで、
蛍光ペンは解除できます。
上記のマクロでは、文書全体を表すRangeを取得するために、拙著『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1): Document・Range・Selectionの基本編』でも解説しているDocument.Rangeメソッドを使っています。
「.HighlightColorIndex」の前は、Rangeオブジェクトであればいいわけですから、以下のコードであれば1つ目の段落の蛍光ペンが解除され、
ActiveDocument.Paragraphs(1).Range.HighlightColorIndex = wdNoHighlight
以下のコードを実行すると1つ目の文の蛍光ペンが解除されます。
ActiveDocument.Sentences(1).HighlightColorIndex = wdNoHighlight
HighlightColorIndexプロパティはSelectionにはない
拙著でも触れているとおり、Word VBAのRangeオブジェクトとSelectionオブジェクトには、同じ名前のプロパティやメソッドが複数用意されています。
しかし、この記事でご紹介したHighlightColorIndexプロパティは、Selectionオブジェクトにはありません。
上図はオブジェクトブラウザーで「HighlightColorIndex」を完全一致検索さいた様子ですが、Range.HighlightColorIndexしかヒットしていません。
Wordの蛍光ペンは、操作対象を先に選択しておくよりも、後から設定するほうが多い珍しい機能です。
選択しておいてから蛍光ペンを設定することがレアなケースであるため、SelectionオブジェクトにはHighlightColorIndexプロパティが実装されていないのは、納得の仕様です。
- 『Word VBA入門』で紹介しているオブジェクトごとのプロパティ一覧
- 『Word VBA入門』で紹介しているオブジェクトごとのメソッド一覧
- 『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1)』出ました。
最終更新日時:2024-12-13 11:47
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