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Word VBAで蛍光ペンを解除する-HighlightColorIndexプロパティ

動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Word バージョン 2412(ビルド18324.20012クイック実行)ベータチャネル

「マクロ 蛍光ペン 解除」
「word vba 蛍光ペン 解除」
といった検索キーワードでアクセスがありました。

Word VBAで蛍光ペンを解除するには、どういったコードを書けばいいのかを調べていらしたのでしょう。

文書全体の蛍光ペンを解除するサンプルマクロ

以下のWordマクロで、アクティブ文書の蛍光ペンがすべて解除されます。

Sub 文書全体の蛍光ペンを解除する()
 ActiveDocument.Range.HighlightColorIndex = wdNoHighlight
End Sub

サンプルマクロで行っている処理

RangeオブジェクトのHighlightColorIndexプロパティに、

定数wdNoHighlightを指定することで、

蛍光ペンは解除できます。

上記のマクロでは、文書全体を表すRangeを取得するために、拙著『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1): Document・Range・Selectionの基本編』でも解説しているDocument.Rangeメソッドを使っています。

「.HighlightColorIndex」の前は、Rangeオブジェクトであればいいわけですから、以下のコードであれば1つ目の段落の蛍光ペンが解除され、

ActiveDocument.Paragraphs(1).Range.HighlightColorIndex = wdNoHighlight

以下のコードを実行すると1つ目の文の蛍光ペンが解除されます。

ActiveDocument.Sentences(1).HighlightColorIndex = wdNoHighlight

HighlightColorIndexプロパティはSelectionにはない

拙著でも触れているとおり、Word VBAのRangeオブジェクトとSelectionオブジェクトには、同じ名前のプロパティやメソッドが複数用意されています。

しかし、この記事でご紹介したHighlightColorIndexプロパティは、Selectionオブジェクトにはありません。

上図はオブジェクトブラウザーで「HighlightColorIndex」を完全一致検索さいた様子ですが、Range.HighlightColorIndexしかヒットしていません。

Wordの蛍光ペンは、操作対象を先に選択しておくよりも、後から設定するほうが多い珍しい機能です。

選択しておいてから蛍光ペンを設定することがレアなケースであるため、SelectionオブジェクトにはHighlightColorIndexプロパティが実装されていないのは、納得の仕様です。

最終更新日時:2024-12-13 11:47

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