Excelを使い慣れた方の場合、年齢計算・期間計算を行うDATEDIF関数はちょっと不思議な関数であることをご存じでしょう。
[関数の挿入]ダイアログなどには表示されないのに、キーボードから手入力すればちゃんと使えます。
このDATEDIF関数を、Windows Phone上のExcel Mobile 2010で使おうとするとどうなるのか、気になる方は少なくないでしょう。
もちろん、私もとても気になりました。
「=datedif(A1,B1,"y")」
と入力して[Enter]をタップすると以下のようなメッセージが表示されます。
数式の引数の数が間違っていないか、かっこやオペランドが欠けていないか、構文エラーがないかを確認してから、やり直してください。
Excel Mobileでは、DATEDIF関数は、関数として認識されていないようです。
ですが、書式としては関数の形で入力が行われたため、上記のようなエラーメッセージが表示されるのでしょう。
Windows Phone 7.5のExcel MobileではDATEDIF関数を入力できないことがわかったところで、元々DATEDIF関数の含まれているExcelファイルを開くとどうなるのでしょうか。
まずはExcel Web Appで、
「=datedif(A1,B1,"y")」
という数式を手入力して、年齢計算が正しくできていることを確認して、SkyDrive上にExcelファイルを保存します。
というメッセージが表示され編集不可の状態で開かれる
ちなみに、同じExcelファイルをExcel Web Appで開き、DATEDIF関数を削除してSUM関数を入力して保存すると、Excel Mobileでちゃと編集可能な状態で開くことができるようになります。
つまり、DATEDIF関数の含まれているExcelファイルは、Excel Mobileでは編集不可の状態になってしまうということです。
まとめると、以下のとおりです。・DATEDIF関数を手入力しようとしてもエラーと見なされて入力できない
・DATEDIF関数の含まれているExcelファイルを開こうとすると編集不可となる
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