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Word VBAでExcelのセルを選択する

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Word & Excel(バージョン2111 ビルド14701.20262 Microsoft Store)

「wordvba エクセル セル選択構文」
という検索キーワードで、このサイト『インストラクターのネタ帳』へアクセスがありました。

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Word VBAでExcelのセルを選択するサンプル

Excelで何らかのブックが開いている状態で、以下のWordマクロを実行してみてください。

Sub Exceのセルを選択する()
On Error GoTo ErrHandl

 With GetObject(Class:="Excel.Application")
  .Range("A1").Select
 End With

Exit Sub
ErrHandl:
 Select Case Err.Number
  Case 429
   MsgBox "Excelが起動していないようです。"
 Case 4248
  MsgBox "Excelファイルが開かれていないようです。"
  Case Else
   MsgBox Err.Description & vbCrLf & Err.Number
 End Select
 Err.Clear
End Sub

起動済みExcelのアクティブシートのA1セルが選択されます。

上記のSubプロシージャにはWord VBAと呼べる箇所はありませんから、Access VBAからでもPowerPoint VBAからでも実行できます。

さまざまなセル指定

上記Subプロシージャの

.Range("A1").Select

の部分は、

.Cells(1, 1).Select

のようにApplication.Cellsプロパティを使っても、A1セルを選択できます。

Application.Rowsプロパティを使った、

.Rows(1).Select

にすれば、1行目全体を選択できます。

Application.Columnsプロパティを使った

.Columns("A").Select

で、A列全体を選択できます。

ワークシートの選択を追加した場合

上記Subプロシージャの、

.Range("A1").Select

の前に、1枚目のワークシートをアクティブにするコードを入れて、

.Worksheets(1).Activate
.Range("A1").Select

とすれば、Excelの1枚目のワークシートがアクティブになってから、そのシートのA1セルが選択されます。

GetObject後は実質Excel VBA

VBAのGetObject関数を使って、起動済みExcelのApplicationオブジェクトへの参照を取得します。

With GetObject(Class:="Excel.Application")

この後は、実質的にExcel VBAのコードです。

ExcelのRangeオブジェクトに用意されているSelectメソッドで、Excelのセルを選択できます。

ExcelのRangeオブジェクトを取得するコードは、上述のとおり多様な書き方が可能です。

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