ValidationオブジェクトのAddメソッドを使うと、VBA(Visual Basic for Applications)から、入力規則を設定することができます。
このとき引数・TypeにはXlDVType列挙に定義されている定数を指定します。
またValidationオブジェクトのTypeプロパティで、設定されている入力規則の種類を調べることもできます。
ですが、ヘルプを見ても、下図のように定数名を直訳しただけのような文章が書かれていて、
なんだかよくわからないので、一覧を作成しておきます。
XlDVType列挙に定義されている定数一覧
[データの入力規則]ダイアログ-[設定]タブの[入力値の種類]欄に表示される順番に並べると以下のとおりです。
値 | 名前 | 入力値の種類 |
---|---|---|
0 | xlValidateInputOnly | すべての値 |
1 | xlValidateWholeNumber | 整数 |
2 | xlValidateDecimal | 小数点数 |
3 | xlValidateList | リスト |
4 | xlValidateDate | 日付 |
5 | xlValidateTime | 時刻 |
6 | xlValidateTextLength | 文字列(長さ指定) |
7 | xlValidateCustom | ユーザー設定 |
こうして眺めてみると、ヘルプの、
xlValidateCustom (7)
「データは、任意の式を使用して検証されます。」
xlValidateInputOnly (0)
「ユーザーが値を変更した場合にのみ検証が行われます。」
xlValidateList (3)
「指定された一覧に値が存在する必要があります。」
xlValidateTime (5)
「時刻値。」
あたりは、わかり辛いものの意味をなんとか理解できますけれど、
xlValidateDate (4)
「データ値。」
xlValidateWholeNumber (1)
「数値全体。」
は、誤訳というべき日本語だと感じます。
- Newer:VBAでピボットテーブルの有無を確認する
- Older:平成になって10000日目らしいことをExcelで確認する
Home » Excel VBA Rangeオブジェクト » 入力規則・Validation » ValidationのTypeに指定できる定数一覧