「word header paragraph vba」
という検索でアクセスがありました。
この検索キーワードだけでは、ヘッダーのParagraphをどうしたかったのかわかりませんので、ヘッダーの段落を表すParagraphオブジェクトを取得する、Word VBAのコードをご紹介しておきます。
ヘッダーのParagraphを取得するサンプル
以下のWordマクロで、アクティブ文書の1つ目のセクションの、プリマリーヘッダーの、1つ目の段落を表すParagraphオブジェクトを取得できることを確認できます。
Dim par As Paragraph
Set par = _
ActiveDocument.Sections(1) _
.Headers(wdHeaderFooterPrimary).Range.Paragraphs(1)
Stop
End Sub
Stopステートメントでマクロが中断したら、VBE(Visual Basic Editor)のメニュー[表示]-[ローカルウィンドウ]からローカルウィンドウを表示して、
上図のように、ヘッダーのParagraphオブジェクトを確認できます。
ヘッダーのParagraphを取得するオブジェクトモデル
上記のWordマクロでは、以下のような階層を辿ってParagraphオブジェクトを取得しています。
Document ← ActiveDocument └ Section ← .Sections(1) └ HeaderFooter ← .Headers(wdHeaderFooterPrimary) └ Range ← .Range └ Paragraph ← Paragraphs(1)
「word header paragraph vba」と検索なさった方が、どの程度Word VBAをご存知かわかりませんが、コード「.Headers(wdHeaderFooterPrimary)」で、ヘッダーを表すHeaderFooterオブジェクトを取得できる部分が、一番の難関でしょう。
HeaderFooterオブジェクトには、Paragraphを直接取得するプロパティが見当たりませんから、Rangeプロパティで取得できる
Rangeオブジェクトを経由してParagraphオブジェクトを取得しています。
最終更新日時:2022-11-30 15:51
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