PowerPoint VBAで特定フォルダーの画像を挿入する

「vba パワポ 画像 貼り付け」
「powerpoint vba 画像 挿入」
といった検索キーワードで時折アクセスがあります。

PowerPoint VBAでスライドに画像を挿入するには、どのようなコードを書けばいいのかを調べていた方による検索でしょう。

どこにあるどのような画像をどう挿入したいのかが、
「vba パワポ 画像 貼り付け」
「powerpoint vba 画像 挿入」
だけではわからないため、この記事では、特定のフォルダーに存在するJPEGファイルを、スライドに1枚ずつ挿入するPowerPointマクロをご紹介します。

特定フォルダーの画像を挿入するサンプルマクロ

以下のPowerPointマクロを実行すると、Cドライブtempフォルダーに存在する拡張子が「.jpg」のファイルが1枚ずつスライドに挿入されます。

サンプルマクロで行っている処理

主たる処理は、VBAのDir関数とDo Until～Loopです。

　Dim fol_path As String
　fol_path = "C:\temp"

　Dim f_name As String
　f_name = Dir(fol_path & "\*.jpg")
　
　Dim sld As Slide
　With Presentations.Add
　　Do Until f_name = ""
　　　Set sld = .Slides.Add(.Slides.Count + 1, ppLayoutBlank)
　　　sld.Shapes.AddPicture _
　　　　　fol_path & "\" & f_name, _
　　　　　LinkToFile:=msoFalse, _
　　　　　SaveWithDocument:=msoTrue, _
　　　　　Left:=0, Top:=0
　　　f_name = Dir
　　Loop
　End With

これは、他のライブラリを使わず指定したフォルダーの特定ファイルを順番に処理する、VBAの定番と言っていいコードです。

この処理で使うためのパスを、事前に変数に代入しています。

　Dim fol_path As String
　fol_path = "C:\temp\"

Do Until～Loopに入る前に、PresentationsコレクションのAddメソッドで、新規プレゼンテーションを作成しています。

　Dim sld As Slide
　With Presentations.Add
　　Do Until f_name = ""

Do Until～Loop内では、SlidesコレクションのAddメソッドで、プレゼンテーションの末尾に空白スライドを挿入して、そのスライドを表すSlideオブジェクトを変数sldに代入しています。

　　Do Until f_name = ""
　　　Set sld = .Slides.Add(.Slides.Count + 1, ppLayoutBlank)

その新規スライドに、ShapesコレクションのAddPictureメソッドを使って、スライドの左上に画像を挿入しています。

　　　sld.Shapes.AddPicture _
　　　　　fol_path & "\" & f_name, _
　　　　　LinkToFile:=msoFalse, _
　　　　　SaveWithDocument:=msoTrue, _
　　　　　Left:=0, Top:=0

画像の挿入が終わったら、VBAのDir関数を使って次のファイル名を取得しています。

　　　f_name = Dir
　　Loop